進退問題25。
人生の分岐点と時間を共にする人たち。
進路を大きく左右するような点というのはこれまで生きてきた中でいくつかあった。
でも大概はある程度は強制的な分岐点だった。
中学入学、高校受験、大学受験、就職活動。
どれも、時が来れば自然と訪れる分岐点であり、それをわざわざ分岐点などとは思わなかった。
中学、高校、大学なんて卒業すればみんなバラバラになる。でもそれが当たり前の「流れ」であると当然のように思っていた。あと、何ヶ月すれば別れなきゃいけないし、別れられる。
強制的に分岐点を迎えてきたけど、転職活動なんてのはそうじゃない。
ハッキリとした形で、自分で点を作り、自分で選択する。
そこが今までと違う。
もう6年もここにいる。
正直、面倒なことは嫌いで、ラクを望み、ぬるま湯が大好きな自分としては、これまで培ってきたここでの人間関係や環境を変えたくないという考えもある。
でも一方で、そんな自分を激しく嫌悪し変えたいという考えもある。
切っ掛けはなんであれ、自らの考えで分岐点を作ることはできた。
答えはようやく決まった。
選択する道は決めた。
あとは、会社に3回目の報告するだけなんだけど、、、上司が揃わない。
きちっとした報告だから、わざわざスーツで出社したのに。